N氏の背骨 アフォリズムの肋骨

旧負けるな女子高生!
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ナゼ、ケムリハ、マッスグ、ユウグレノソラニ、ノボルノカ
 やっぱり遠藤周作はいいね。彼の文章はどうしてこうも胸を震わせるんだろう。



 
「沈黙」もそうだったけれど、遠藤周作の描く「人間の覚悟」や「健気なもの・弱いもの」の描写にとても心が揺さぶられる。
それらが認められる瞬間、報われる瞬間にどうしようもなく胸が熱くなるし、静かに哀しみに耐える人の姿は胸が潰されるように切ない。

読み終わってフと似たような切なさを以前にも覚えたな、と思った。
受験生だった時分に幾度となく一生懸命な人が報われない瞬間を見てきた。
擦り切れるほどの努力をして、真面目で優秀な人たちが運やタイミングで試験にしくじる事はあまり珍しい事ではなく、多分日本中、世界中であるだろうけど、私はとても胸が痛かった。

多分それは彼らが自分の一年の、時には数年もの努力が一瞬で無駄になった瞬間にさえ、穏やかで優しかったからだと思う。
彼らは人前で泣く事もいら立つ事もせずにただじっと静かに哀しみに耐えてた。
センター試験の時点で志望校に受からないと分かっていてもただ努力を続けようとし、人前では普段通りに接し、時に人目を避けるようにして陰で静かに涙を流すのを目撃した。
私は見て見ぬふりをするしかできなかったけれど、伝えられる言葉があったらどうにか彼らの努力を讃えたかった。
努力をしなかった人程、報われなかった時に人に当たったり、泣いたり荒れていた気がする。
それを非難する気もないしソレはソレで苦しいしキツかったと思う。
でも、だからこそかえって優しい人の哀しさが胸に沁みた気がする。

努力する人は強いと思う。そして優しい。
彼らが耐えている姿も努力もとても尊いと思った。

だから私も頑張って出来うる限りの努力をしようとここ数年で学んだんだなぁ。

必死に努力する姿って意地の悪い人からは馬鹿にされたりするし、真剣に取り組めば取り組む程結果が報われない時のダメージも大きいけど、努力する事で得られるものは、努力しなかった時に得られる自己保身の安心感よりずっと大きいと思う。
本当に本当に限界まで努力すれば結果が思い通りでなくても、自分で苦しみを噛み砕いて受け入れられる事を私は体験したし、それは今までの人生で知った何よりも大切だったと思う。

とか色んな事に思いを巡らせるきっかけになるのも、良い本の力だと思います。
読んで良かった。

最後に印象的だった一文を引用しておきます。

だが死にたちむかうのに、手を握るしか方法のない人間の行為に、彼はなぜか知らぬが生きることの素晴らしさを感じたのである。

どんな話なのか気になったら読んでみてください。きっと何か大事なものが見つかると思います。
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